【No.6 解説】
まずはスケルトンパズルを解きましょう。
書き込んでいくとこのようになります。
赤色の文字が目立っています。
上から順に読むと「ろくのめよめ」
「ろくのめ」といえば、盤面の周りに散らばっているサイコロが連想できます。
6の目は中央左下に1つありますが、これを読むということでもなさそうです。
実はこのスケルトンパズル、サイコロの展開図を組み合わせたものでした。
図のように区分けして赤色の文字を1の目と考えると、6の目はその裏側、赤い丸で囲った文字になります。
上から順に「にごさんろく」=「2,5,3,6」
散らばっているサイコロにもその数字があります。それらを線で結ぶと…
ということで、正解は「ハヤシライス」でした。
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スケルトンパズルを作ろうと思い、色々試していたら段々盤面が展開図に見えてきたので、半ば強引に盛り込みました。
「とうはい」の言葉のチョイスが微妙ですが、他は概ね上手くまとまったかと。
スケルトンパズル自体の難易度が少し低いような気もしますが、その後のボリュームもあるので気にしないことにします。
【No.5 解説】
まずはそれぞれの矢印にご注目。
赤の「かなり速い」は漠然としていてわかりにくいので一旦置いておいて、
青の矢印が示す「いちばん速いもの」を考えてみましょう。
この世界で一番速いものといえば「光」です(タキオン粒子という光より速い粒子もあるそうですが、存在は確認されていません)ので、ここには「ひかり」と入れます。
さて、光がわかれば赤の「かなり速いもの(2文字)」もセットでわかるのではないでしょうか。
小学校の理科で、カミナリや花火を例にして光と比較されるもの。
そう、ここには「おと」が入ります。
そうすると緑の矢印が埋まりました。
「音や光よりかなり遅いもの」→「ひと」
間違いなさそうです。
さて、右側の情報は使い切りましたので、次は文字を埋めたマス目を見ましょう。
紫の矢印が突き抜けて、3文字分の長さになっていますね。
つまり3文字目が枠外に存在するということになります。
その事も考慮してマスに入る文字を考えると、「おや・ひとさし・なか・くすり・こ」が入り、それぞれの下に「ゆび」と続くことがわかるでしょう。
というわけで「なすび」が答えでした。
突き出した矢印の分も読むことをお忘れなく。
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最初は「ひと」を示す矢印がなく「ひかり」「おと」で確定できなかったため(家族に試してもらった時は「のぞみ」とか「ぼると」とか入れられた)、
謎解き慣れしていないとひらめきのきっかけになりにくいと思い、あとから矢印を足しました。
こういったひらめき問題を作る時は(当然ながら)答えを知っているが故に難易度調整が1つの課題になりますが、難しすぎず簡単すぎず、バランスの取れた問題を目指していきます。
【No.4 解説】
まずは問題文にある指示通り、タイルを敷き詰めてみましょう。
右上の飛び出た3マスや、★の下に入るタイルを考えると比較的簡単に埋められると思います。
結果はこのようになります。
さて、「タイルを敷き詰めたら、1から順にすべて読め」とあるのですが……肝心の1が見当たりませんね。
しかし、文章になりそうな文字列ならあります。
普通に横読みして、「こたえはひらがなひとつかんじみっつでこの★のなまえそうしんせよ」
「答えはひらがな1つ漢字3つでこの★の名前送信せよ」
となります。
どうやら「1から順にすべて」読んだ結果がこの文章になるようです。
ではここで先程のマス目に、文字を読んだ順に番号を振ってみましょう。
合計31マス、横に7列、縦に4列と飛び出た3マス。見覚えのある形です。
実はこのマス目は今月(2018年3月)のカレンダーを表していました。
問題の★のマスは3月21日、すなわち春分の日にあたります。
よって答えは「春分の日」でした。
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作成中に大きく方針が変わった問題。
最初はマス目と★だけで「これなーんだ」という問題にしようと思っていましたが、紆余曲折あってこの形に。
タイルの並べ替えが上手くマス目という「異質」をカモフラージュしてくれるようにした結果、二重構造もどきの問題に仕上がりました。
「1から順に~」という文章が問題に見せかけて実はヒントになっているのですが、気づけましたか?
【No.3 解説】
「たたかう→8」ですぐにピンと来た人も多いはず。
それぞれの言葉を、英語に変換してみると答えが見えてきます。
Fight →Eight
Give →Five
と、それぞれ頭文字をアルファベット順でひとつ戻したものが右側の数字になっており
つくる=Make →Lake
となるため、答えは「湖」
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例の2つが数字だけど実は答えは漢字一文字でした。ってやりたかった問題。
Figft →Eightがわかりやすくて簡単だったかもしれない。
【No.1 解説】
取っかかりを見つけられるかどうかがポイント。
2つ余る、ということは言い換えると「余る2つ以外を組み合わせる」ということ。
「漢字」を「組み合わせる」で真っ先に試すのは熟語だと思いますが、䢵や偣などの通常使わない漢字があり、熟語は作れそうにありません。
次に目をつけるべきは、全ての漢字が“へん”と“つくり”で左右に分かれていることです。これを並べ替えるというのはどうでしょうか?
しかし、こちらも別や外などの漢字が他のパーツと組み合わさりそうにありません。
では「“へん”と“つくり”を並べ替えながら熟語を作る」と?
特別
攻防
暗転
外径
この4つの熟語が出来上がります。
(䢵が左右逆になることに気づけるかどうかがポイント)
残ったパーツは亻と力。
導かれる言葉はカタカナ読みで「イカ」
どこかに2つある「イカ」を探せばいいようです。
1つ目は、問題文。「以下」と書かれています。
そして2つ目は、右下のアイコン。ナゾノイカくんのイラストが使用されています。
これらを線で結ぶとこのようになります。
外と偣の左、功の右を通って「タ イ カ」。さらに問題文の「く 線」の上を通ります。
続けて読むと「タイカく線」。というわけで正解は「対角線」でした。
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1問目から気合い入ってんなあ。という感じですが、アカウント名をイカに関連付けた理由のひとつなので最初に持ってきました。
2つのイカを結ぶことで枠の対角線が現れると同時に答えの対角線が表れる、というのがこだわりオシャレポイントです。
ちなみに「仂」という漢字、「働」の略字として使われますが、それとは別に「数の余り」という意味を持つちゃんと存在する漢字だそうで、それが余るのも隠れこだわりオシャレポイントでした。
さて。
問題のストックもさして無いままに見切り発車でアカウントを作ってしまいました。
これから不定期で気の向くままに出題していこうと思いますので、よろしくお願いします。
なお、本アカウントで出題するクイズは基本的に私が制作する予定です。
2問目以降は必要な場合を除き「謎制作」の文字は入れません(これもこの問題を最初にした理由です)ので、あらかじめご理解ください。